いずれのテーマも、全てのコンテスト開催地で応募可能です。
患者ニーズに適った創薬の実現を
目指した
治験モデル再構築のため
の協働
“one-size-fits-all”型の医療からプレシジョン・メディシンや個別化医療への移行に伴い、個々の患者の治療の最適化を図るとともに、患者が自分自身の治療方針決定に積極的に関与する患者参加型医療が進んでいます。創薬段階においても同様に、医師や研究者によって評価される安全性や有効性だけでなく、患者のニーズや価値観、投与後の生活向上度合いや副作用などの負担、患者一人一人の適性など、患者視点からの有用性も重要視され、患者が創薬に深い関わりを持つようになっています。
しかし、既存の治験モデルは医療機関から必要な情報のみ取得するプロセスに主眼を置いたデザインがされている一方、被験者負担を最小限に抑えた客観的・連続的なデータの収集方法が確立されておらず、また、被験者から得られる情報が膨大なためその解析に大きな労力と時間をかけているのが現状です。
NTTデータは、この現状へのソリューションとして、近年大きく発展したウェアラブル・デバイスやAI技術を最大限に活用し、患者視点を取り入れる上で最適なデータ収集と解析方法を確立し、患者志向・関与型の治験モデルを再構築したいと考えております。
- 分野やキーワード(先進企業などに
提案を求める技術やサービス) - ウェアラブル・デバイス
- IoT
- ビッグデータ
- AI
- 個別化医療
- 協業を通して解決したい社会課題
- 客観的・連続的なデータに基づく薬効予測がより正確になることで新薬開発の成功確率と効率を向上し、医薬品開発におけるコスト・期間の削減、ならびに患者への試行錯誤的投薬の回避などの効果が期待できます。その結果、多様・特異な医薬品が迅速に市場へ提供されるとともに、患者を中心とした医療における患者個人のニーズ、ライフスタイルや価値観に適した治療が選択可能とし、患者のQOL向上ならびに医療費を適正化が期待できます。
- 協業ビジネスの市場規模
または事業規模 - 2017年時点でグローバル1100億円、北米350億円規模の市場が存在します。また、2025年にかけて年率15%程度の成長が見込まれており、グローバル3300億円、日本国内でも200億円以上の市場を形成すると予測されています。
- 提供アセット・機会
- ・医療データを取得、構造化、標準化し、それらを管理するためのプラットフォーム
- ・データへの意味付け、データ解析のためのAI技術基盤
- ・AIアルゴリズム学習のために必要な大量のデータ
- ・ウェアラブル・デバイスと連携して患者報告データを取得し、転送するためのスマートフォンアプリ
- ・製薬企業のリレーション、CRO(治験受託企業)とのパートナーシップと提案機会