テーマオーナー: Mexico City (Mexico)いずれのテーマも、全てのコンテスト開催地で応募可能です。
インテリジェントチャットボット
(自動応答システム)の提案
以下の3つの能力の少なくとも1つをうまく提示できるインテリジェントチャットボットの開発に向け、NTTデータと提携できるビジネスパートナーを募集する。
- 1. コンテキストの認知:
- チャットボットは、コンテキストの認知を通じて複数のトピックを切り替え、話が途切れたところから会話を再開しながら、複数のトピックについてヒトと継続的な会話を行えることが望ましい。
- 例:ヒト「もしもし、ピザを1枚注文したいのですが」
チャットボット「何味のピザがご希望ですか?」
ヒト「キャンペーンはしていますか?」
チャットボット「はい、25ドルの注文1回につき『メガロドン』の映画鑑賞券1枚を差し上げます」
ヒト 「あの映画は駄作もいいところだよね、他のキャンペーンは?」
チャットボット「申し訳ございません。現在はこれだけです」
ヒト「オーケー、ペパロニのラージを1枚にしとくよ」
チャットボット「25ドルになります」
ヒト「結構、そのチケットももらっておくよ」
チャットボット「かしこまりました、ラージサイズのペパロニと『メガロン』のチケットをお届けします」
- 2. 自己学習
- チャットボットは、継続的かつ臨機応変に自己学習できることが望ましい。
- 例:ジョン「やあ、街の中心に近い、おいしいインド料理のレストランを探してるんだけど」
チャットボット「タージマハルをお勧めします。街の中心から1ブロックです」
ジョン「バカだな、あそこは先週閉店したんだよ」
チャットボット「申し訳ありません、知りませんでした。およそ2ブロック先にタンドールがあります」
ジョン「そこは知ってるし、料理はサイアクだよ。もういい、ピザを頼むから」
ジェーン「どうも、中心部からそれほど遠くない、おいしいインド料理のレストランを教えてくれるかしら」
チャットボット 「ただいまご提案できる、街の中心に近い、おいしいインド料理のレストランはありません」
ジェーン「タージマハルはどう?」
チャットボット「バカだな、あそこは先週閉店したんだよ」
ジェーン「人のことバカって呼ばないで、失礼よ」
チャットボット「申し訳ございません、二度と言いません」
ジェーン「いいわ、タンドールはどう?」
チャットボット「料理はサイアクと聞いているので、お勧めしません」
ジェーン「オーケー、ならいいの。お世話さま」
- 3. オープンドメイン対話
- チャットボットは、生成テクニックを通じて、かなり知的かつ流暢にヒトとオープンドメインの継続的な会話を行えることが望ましい。
- 例:ヒト「やあ、調子はどう?」
チャットボット「特別なことはなにも、あなたは?」
ヒト「つまんない」
チャットボット「読書をするか、テレビを観れば?」
ヒト「いや、君とおしゃべりするほうがいい」
チャットボット「どんな話がいいですか?」
ヒト「神は実在すると思う?」
チャットボット「見当もつきません、あなたの意見は?」
ヒト「もういいや、『メガロドン』の映画についてどう思う? おもしろい?」
チャットボット「まだ観ていません」
ヒト 「お腹がすいた、ピザを頼もうかな」
チャットボット 「お腹がすいたなら、どうぞ」
ヒト「ありがと、話ができてよかったよ」
- 分野やキーワード(先進企業などに
提案を求める技術やサービス) - 人工知能
- 機械学習
- 深層学習
- ニューラルネットワーク
- チャットボット
- バーチャルアシスタント
- 知的エージェント
- 協業を通して解決したい社会課題
- この急成長する破壊的技術の分野で起業家精神を高め、反復的なタスクを自動化し、より深いインサイトを提供することによりヒトの能力を強化し、生産性を高め、生活の質(QOL)を改善し、作業を効率化できるようにする。これはビジネスチャンスと雇用を増やし、一方でメキシコの若者層における最先端技術の認知と応用、教育を強化することにより、メキシコ経済にもよい効果を与えるだろう。
- 協業ビジネスの市場規模または事業規模
- 統計によれば、チャットボットの世界市場は年平均成長率(CAGR)24.3%で成長し、2025年には12億5,000万ドル(USD)に達すると予想されるため、2025年には最低20%の利益を確実に見込める。現在、市場には多くのチャットボットを使ったソリューションが存在するが、ヒトの作業能力(キャパシティ)をうまく強化して生産性を高めてコストを最適化できる、真の意味で知的なチャットボットは1つもない。つまり、2020年までにほぼ100%の市場シェアを有する、およそ2億5,000万ドル相当の新たな市場を創出する機会が存在する。
- 提供アセット・機会
<機会>
LATAM加盟12カ国で順調に導入されているエヴェリスのバーチャルアシスタントプラットフォーム「eVA」に基づく事業の共同創出・運営。同プラットフォームのクライアントは屈指の大手企業テレフォニカ、イタウ(Itau)、LATAM、BCPなど、ユーザーは200万人以上。またカタリスト・コグニティブ・コンタクト・センター(Catalyst Cognitive Contact Center)をプラットフォームとして活用し、人工知能をコンタクトセンターのビジネス上の課題の解決に用いる。ブラジルのヴィーヴォ(Vivo)およびリベロ(Livelo)のコールセンターではすでに導入が成功している。<アセット>
eVA、Catalyst