第9回 豊洲の港からpresents グローバルオープンイノベーションコンテスト

Intelligent Chatbot

インテリジェントチャットボット
(自動応答システム)の提案

以下の3つの能力の少なくとも1つをうまく提示できるインテリジェントチャットボットの開発に向け、NTTデータと提携できるビジネスパートナーを募集する。

1. コンテキストの認知:
チャットボットは、コンテキストの認知を通じて複数のトピックを切り替え、話が途切れたところから会話を再開しながら、複数のトピックについてヒトと継続的な会話を行えることが望ましい。
例:ヒト「もしもし、ピザを1枚注文したいのですが」
チャットボット「何味のピザがご希望ですか?」
ヒト「キャンペーンはしていますか?」
チャットボット「はい、25ドルの注文1回につき『メガロドン』の映画鑑賞券1枚を差し上げます」
ヒト 「あの映画は駄作もいいところだよね、他のキャンペーンは?」
チャットボット「申し訳ございません。現在はこれだけです」
ヒト「オーケー、ペパロニのラージを1枚にしとくよ」
チャットボット「25ドルになります」
ヒト「結構、そのチケットももらっておくよ」
チャットボット「かしこまりました、ラージサイズのペパロニと『メガロン』のチケットをお届けします」
2. 自己学習
チャットボットは、継続的かつ臨機応変に自己学習できることが望ましい。
例:ジョン「やあ、街の中心に近い、おいしいインド料理のレストランを探してるんだけど」
チャットボット「タージマハルをお勧めします。街の中心から1ブロックです」
ジョン「バカだな、あそこは先週閉店したんだよ」
チャットボット「申し訳ありません、知りませんでした。およそ2ブロック先にタンドールがあります」
ジョン「そこは知ってるし、料理はサイアクだよ。もういい、ピザを頼むから」

ジェーン「どうも、中心部からそれほど遠くない、おいしいインド料理のレストランを教えてくれるかしら」
チャットボット 「ただいまご提案できる、街の中心に近い、おいしいインド料理のレストランはありません」
ジェーン「タージマハルはどう?」
チャットボット「バカだな、あそこは先週閉店したんだよ」
ジェーン「人のことバカって呼ばないで、失礼よ」
チャットボット「申し訳ございません、二度と言いません」
ジェーン「いいわ、タンドールはどう?」
チャットボット「料理はサイアクと聞いているので、お勧めしません」
ジェーン「オーケー、ならいいの。お世話さま」
3. オープンドメイン対話
チャットボットは、生成テクニックを通じて、かなり知的かつ流暢にヒトとオープンドメインの継続的な会話を行えることが望ましい。
例:ヒト「やあ、調子はどう?」
チャットボット「特別なことはなにも、あなたは?」
ヒト「つまんない」
チャットボット「読書をするか、テレビを観れば?」
ヒト「いや、君とおしゃべりするほうがいい」
チャットボット「どんな話がいいですか?」
ヒト「神は実在すると思う?」
チャットボット「見当もつきません、あなたの意見は?」
ヒト「もういいや、『メガロドン』の映画についてどう思う? おもしろい?」
チャットボット「まだ観ていません」
ヒト 「お腹がすいた、ピザを頼もうかな」
チャットボット 「お腹がすいたなら、どうぞ」
ヒト「ありがと、話ができてよかったよ」