職場のストレス管理のための
革新的な技術ソリューション
仕事関連のストレスはすべての工業国で主要な職業上のリスクになっている。世界保健機関(WHO)がストレスを「21世紀の公衆衛生上の疫病」と呼んでいるのも、意味のないことではない。例えば、アメリカン・インスティテュート・オブ・ストレス(American Institute of Stress)によれば、うつから心臓病まで、ストレス関連の病気のせいで生産性が失われることにより毎年推定2,000〜3,000億ドルのビジネス上の損失が生じている[AIS]。WHOが管轄する欧州地域だけで、推定コストは年1,400億ドルを超える[WHO]。
このため、仕事に関するストレスの負の影響を減らすためには、仕事関連およびストレスによる危険性を減らしてメンタルヘルスを守ること、仕事のポジティブな面と従業員の強みを伸ばすことでメンタルヘルスを促進すること、そして原因を問わず既存の仕事関連の問題に取り組み、対応することの3方向からのアプローチによる健全な職場の創出が基本となる。
そのため、NTTデータが提示する課題は、中小企業、大規模な組織および公的機関の職場で良好なメンタルヘルスを促進し、ストレスの危険性および関連する精神疾患を予防できる、革新的な技術ソリューションと仕事と生活のためのサービスの提案で構成される。
提案されるソリューションは病気による欠勤を減らし、生産性および職場の経済効果にポジティブな影響を及ぼすとともに、職場における労働者の福祉を向上させるために役立つことが期待される。
[AIS] http://www.euro.who.int/en/media-centre/events/events/2017/10/mental-health-at-the-workplace-world-mental-health-day-2017
[WHO] http://www.euro.who.int/en/media-centre/events/events/2017/10/mental-health-at-the-workplace-world-mental-health-day-2017
- 分野やキーワード(先進企業などに
提案を求める技術やサービス) - AR
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- 職場のストレス
- 労働者の福祉
- 協業を通して解決したい社会課題
- 日常的な仕事の人間関係には社会的な要素が強く、職場のストレスの潜在的原因の1つは実際、社会的な問題に関連している。職場のストレスに関連する社会的なリスクには、「社会的価値の低い」仕事、組織内の役割、非協力的な上司、同僚との関係が良くないこと、いじめ、孤独で孤立した作業、コミュニケーション不足などがある。革新的な技術ソリューションは、職場のストレス一般に対応することにより、職場の社会的な問題に由来するストレスフルな状況に取り組むものであることが望ましい。