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非感染性疾患に罹患した患者の
健康状態を管理するための
人工知能ソリューション
非感染性疾患(NCD)は、慢性疾患としても知られ、長期にわたることが多く、遺伝、生理学、環境、そして生活習慣の要因が絡み合って起こる。
NCDによる死者は毎年4,100万人にのぼり、世界の死亡数全体の71%に相当する。循環器疾患は年1,790万人、つまりNCDによる死亡の大半を占め、がん(900万人)、呼吸器疾患(390万人)、糖尿病(160万人)があとに続く。これらの4つの疾病グループは、NCDによる早期死亡全体の80%以上を占める[WHO]。
事実として、AIの機能は現在の医療のあり方を塗り替えつつある。AIアプリケーションは、予防または治療の手法と患者の転帰(アウトカム)の関連性の分析に貢献している。NCDにおいては、AIが医療従事者、患者、介護者に革新的なソリューションをもたらせる疾病対策の主な分野は検出、スクリーニング、管理、そして患者の教育である。
そのため、以下に貢献し、医療従事者および介護者の支援に向けてNCDを検出、スクリーニング、管理するためのAI駆動型のソリューション、プラットフォーム、そしてアプリケーションを模索することが現在の課題である:
- • 急性発作および患者の悪化の防止、よりよい診断およびソリューションの提供
- • 医療従事者(例:知的意思決定支援システム)および患者(例:遠隔医療、その場でケアを提供できるAIロボット)の立場にたった、患者個人に合わせたケア、モニタリング、および管理の強化
- • NCD患者のエンパワーメントと治療へのアドヒアランスの向上
全体として、主なねらいは提案するAIベースのソリューションがNCD患者の自立した生活および生活の質の支援に役立つことである。
[WHO] http://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/noncommunicable-diseases
- 分野やキーワード(先進企業などに
提案を求める技術やサービス) - 人工知能
- NCD管理
- 慢性病患者
- DSSシステム
- 協業を通して解決したい社会課題
- NCDは患者とその介護者に重大な社会経済的な影響を及ぼし、世間的に好ましくないイメージを与える。一方で、患者は病気と家庭環境、資金面の問題、NCDに対する家族の反応を重荷に感じる。介護者もまた患者の容態、自宅看護、資金面、そして意思決定プロセスに関する問題を負担に感じる。予防、モニタリング、管理、そしてNCDの患者と利害関係者の教育を目的としたAIベースのアプリケーションを提案することにより、こうした負担を軽減し、患者のQOLに影響力を発揮して改善することをめざす。