第9回 豊洲の港からpresents グローバルオープンイノベーションコンテスト

創薬

患者ニーズに適った創薬の実現を
目指した
治験モデル再構築のため
の協働

“one-size-fits-all”型の医療からプレシジョン・メディシンや個別化医療への移行に伴い、個々の患者の治療の最適化を図るとともに、患者が自分自身の治療方針決定に積極的に関与する患者参加型医療が進んでいます。創薬段階においても同様に、医師や研究者によって評価される安全性や有効性だけでなく、患者のニーズや価値観、投与後の生活向上度合いや副作用などの負担、患者一人一人の適性など、患者視点からの有用性も重要視され、患者が創薬に深い関わりを持つようになっています。

しかし、既存の治験モデルは医療機関から必要な情報のみ取得するプロセスに主眼を置いたデザインがされている一方、被験者負担を最小限に抑えた客観的・連続的なデータの収集方法が確立されておらず、また、被験者から得られる情報が膨大なためその解析に大きな労力と時間をかけているのが現状です。

NTTデータは、この現状へのソリューションとして、近年大きく発展したウェアラブル・デバイスやAI技術を最大限に活用し、患者視点を取り入れる上で最適なデータ収集と解析方法を確立し、患者志向・関与型の治験モデルを再構築したいと考えております。