Open innovation forum|オープンイノベーションフォーラム

テーマ
地域のイノベーションエコシステム
開催日
2024年2月14日(水)
レポート

2023年度第4回の「豊洲の港から」は「地域のイノベーションエコシステム」をテーマに開催しました。
地域のイノベーションエコシステムご紹介に加え、地域発の新進気鋭のスタートアップにご登壇いただきました。

■地域のイノベーションエコシステムのご紹介

「スタートアップフレンドリー・やまなし」山梨県 知事政策局 リニア未来創造・推進グループ 政策補佐
齊藤 浩志 氏
山梨県南アルプス市出身。1998年山梨県庁入庁。
県庁生活25年目となるが、2年間の茨城県庁勤務、3年間の東京事務所勤務を経験。
2018年から3年間は産業労働部にて、(一社)Mt.Fujiイノベーションエンジンとともに10年目を迎える「Mt.Fujiイノベーションキャンプ」や高校生向けアントレプレナーシッププログラムを担当。
2021年からは現所属にて、「山梨は挑戦と近い。未来と近い。」をテーマにスタートアップに実証実験の場を提供する「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」等を実施するなど、「スタートアップフレンドリー・やまなし」を掲げて活動中。
「NAGOYA INNOVATORʼS GARAGE」一般社団法人未来創造/代表理事
ナゴヤイノベーターズガレージ/プログラムマネージャー
(一般社団法人中部圏イノベーション推進機構)
株式会社アイシン/新規事業チームリーダー
水野 敬亮 氏
90年代北米で、インターネット創世記のビジネスを学び、ビジネスカレッジ時代に3度の起業を経験。米ITギガベンチャーにてマーケティングや新規事業モデルの市場実験を推進。帰国後は自動車部品メーカーにて、情報通信/IT事業企画としてクルマのデジタル化推進に従事し、新規事業創造を行っている。現在は“個人のアイデア・情熱を実現するエコシステム”をつくるべく、名古屋を拠点に2016年より東海圏最大の一般社団法人未来創造を設立。年間20社以上のスタートアップの立ち上げ支援と、地域と地域を繋ぐために日本各地を奔走している。
近年は支援だけでなく、実際にPrototype City lab.やParking LIoT等の国内スタートアップの立ち上げおよび経営参画や、香港/シンガポールで物流支援企業として存在感を出し始めた海外のスタートアップにも参画し、スタートアップとしての活動を活発化中。
「山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター」山形大学 教授 アントレプレナーシップ教育研究センター センター長
小野寺 忠司 氏
■1982年4月︓日本電気入社
  • • NECパソコン開発に配属され、NEC初のPC98ノートの開発を皮切りに、PCの開発のリーダーとして商品開発に従事。世界初のフラグシップ商品のTFT液晶ノートPCや水冷PC、テクノロジー商品開発に従事し、その後、商品企画部門に移動して商品企画に従事。数々のヒット商品を手掛ける。特に一体型では前代未踏のヒット商品を生み出すなど、NECノートパソコンの基盤を作る。
■2012年︓NECパーソナル執行役員を経て、レノボ役員に就任
  • • その間、世界最軽量PC開発ではBest of CES Awards 2015” ベストPC賞を25個受賞。
  • • 新たな取り組みとして人工知能開発をSRI(旧スタンフォード大学研究所)と共同開発し事業化。
  • • SRIからのサポートを受け、地域でのイノベーション活動を行うNPO法人である、YRI(Yリサーチイノベーション)を立ち上げる。
■2017年4月︓レノボを退職して山形大学へ
  • • 教授、国際事業化研究センター長、有機材料システム事業創出センター長に就任。
  • • イノベーション創出に向けて活動やアントレプレーナー教育、企業経営指導、起業家育成教育を行い、現在まで、23社のベンチャーを立ち上げた。
■2022年4月︓新たにアントレプレナーシップ開発センターを設立、センター長に就任
■2023年4月︓アントレプレナーシップ教育研究センターに改名、センター長に就任
「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」西日本電信電話株式会社 イノベーション戦略室 事業開発担当シニアマネージャー
浮田 昭夫 氏
2000年NTT西日本入社。「大手法人企業向けのソリューション営業」、「採用育成業務」を経験後、2015年からNTTソルマーレの新規ビジネス部にて、新規ビジネスアイデア創出の全社施策を新たに立ち上げ、複数の事業化決定を推進。新規事業である「エンタメ系アプリサービス(ライブ配信アプリ)」の企画、プロダクト開発、ローンチ、サービス運営をマネージャーとして牽引した。
2021年から現職にてNTT西日本のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」の企画運営を通じたビジネス共創の推進・事業変革に取り組む。

■スタートアップピッチ

「株式会社スクーミー」代表取締役CEO
塩島 諒輔 氏
テクノロジーを駆使して自分たちの力で新しい価値を生み出していくことを「eDIY」と呼び、学校の情報Ⅰや総合的な探究の時間、プログラミング教育などの教材として活用いただいている、テクノロジーを駆使して新しい価値を自ら生み出す「eDIY」製品と指導案、大会を企画・開発しております。
「INNFRA株式会社」代表取締役
川島 壮史 氏
INNFRA株式会社は、送電線や水道管に頼らずに電気や水などを自給自足できるオフグリッド技術を駆使し、より自由で持続可能な未来の社会インフラの構築を目指す企業です。2022年より山梨県で実証施設を運営しており、インフラ設備の設計・開発・運用に関するノウハウを蓄積しています。この技術を提供することで、人口減少により維持が難しくなった地方の社会課題解決だけでなく、インフラ制約を超えて唯一無二の体験を生み出すレジャー施設、インフラを含む住居を持ち運びながら暮らせる家なども実現できます。私たちは社会動態の変化や災害などにも耐えられる「1,000年続く社会インフラ」の構築を使命とし、人の暮らしに関するあらゆる制約と限界を突破し、持続可能な未来を築くことを目指しています。
「株式会社Yume Cloud Japan」代表取締役
吉田 大輔 氏
オンラインによるストレスケアのサービス「MindScale」を提供する山形大学発スタートアップ
「MindScale」は、社員の見守りシステムで、ポストコロナ時代の働き方を強力にサポートすることを目的としている。同サービスは、毎日4分間の測定で会社の業績を左右する役員や社員の心身をオンラインで見守り、良好な心身状態に科学的に導く事で企業の業績アップに貢献している。さらに、最高精度のメンタル測定AIが遠隔で業務する社員の心身の変化点を分析し、カウンセラーによる適切なアドバイスを提供している。
「株式会社ZAICO」修士(情報工学)代表取締役
田村 壽英 氏
株式会社ZAICOはクラウド在庫管理ソフトzaicoを主力製品として開発・販売しています。元々は創業者の実家の山形県にある倉庫用システムとして「誰でも・簡単に使える」をコンセプトとして作られました。それを一般に公開したところその簡単さが評判となり、広がっていきました。現在はさらに「在庫管理をする人をなくし、社会の効率を良くする」をビジョンに掲げ、画像認識やIoTなどあの手この手で自動的に物の情報を取得できるように製品を進化させ、そこで集めた情報の利活用にも取り組んでいます。
「輝翠TECH」
りんご農家に着目し、収穫作業における肉体労働の負担軽減に取り組むため自動運搬ロボットを開発している。また、病害虫や土壌劣化にいち早く気付くための調査ロボットの開発やそのデータの自動解析を進める研究を続けている。同社のAIによる自動走行ロボット開発により、肉体労働を省力化するとともに、データを収集することで農家の意思決定や管理の効率化を図っていく。
登壇者
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